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シェアスペースをつくることになった理由と目的

仕事か、家庭か、自分かのどれかではなくて、全部を大事にできる。そんな生き方を当たり前にするために「場所」を創りたい!

はじめまして、新岡唯です。札幌で生まれ育ち、新卒で首都圏の企業に就職。人材や人事の仕事をしたあと、ここ札幌にUターンをしてきました。現在は、フリーランスの案件獲得支援、移住者の定住化促進の団体を運営、地元地域の情報発信など、地域に根差して事業を展開しています。

札幌で活動をしていると、いろんな理由で「働きたいけど働けない」方がたくさんいることを痛感します。そういった方々が「雇われる」のではなく「自ら仕事を創り出す」。そんな流れを形にしたいと思い、「チャレンジ」をキーワードにした子ども連れでも利用できるシェアスペースをつくります。

シェアスペースを作るために、皆様のお力をお借りしたいと思い、改めて文章を作成しています。

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はじめまして。新岡唯です。

求人はあるのに働けない。自分の経験と、3年間かけたから見えてきた札幌の地域課題。

2016年に長男が生まれ、首都圏では保育園に入ることができず、保育園を探すために札幌に戻ってきました。無事に保育園を見つけることはできたものの、なかなか仕事を見つけることができませんでした。結果として、子育て中でかつ東京からの移住組の女性の転職を受け入れてくれる企業は、100社受けてもありませんでした。理由は、子どもが小さいから、仕事が好きでやる気がある人は雇いたくない(?)から、東京で仕事をしていたから、などさまざまでした。

その後、ビジネス系フリーランスとなりましたが、転職活動中から独立後、首都圏に住んでいた時より、札幌が「女性が働き続けることが難しい街」だと感じることが多々ありました。なぜなんだろうと、調べたり、動きを続けているうちにわかったことがあります。それは、「働きたい」と望む人が、自分の行動量や頑張りだけではどうにもならない、という「環境の制約」があまりにも多いということです。

例えば、旦那さんと離婚をして、3人の子どもを育てていかなければならないシングルマザーの方がいました。彼女は、もともと大好きなアパレルで販売員をしていたので復職を試みましたが、保育園では、7時~19時までしか子どもを預かってくれません。(夜間保育を除く)

彼女は子どもとの時間も大事にするため日曜日は休みたいと思っていたので、アパレル販売員としての復職は難しいと考え、事務職での就職を試みました。すると次は、実務経験が無かったことと事務職の給与の低さが障害になりました。札幌の事務職は、中途採用であったとしても月給16万円~が相場です。手取り12万円ほどで、子ども3人を育てていくのは、かなり厳しい状況と言えます。

彼女の望みは、ただ「子どもたちとの時間を大事に育てながら仕事がしたい」という純粋なものでしたが、彼女自身ががどう頑張ってもこの望みを実現することは難しく、世の中、そして札幌の経済やキャリア教育が変わらなければどうにもならないことだと、私は思っています。

5大都市とも言われる札幌は、こんなに多くの社会問題を抱えている都市だということが、あまり知られていません。

1. 北海道は21都市で女性の就労率が一番低い ※1
2.札幌の離婚率は2.31%。全国は1.81%  ※2
3. 札幌は21都市の中で3番目に所得が少ない街  ※3
4. 札幌は高齢者が24.9%、4人に1人が高齢者  ※4
5. 北海道は、大卒者の約40%が道外へ出て行ってしまう  ※5
6. 札幌の待機児童は、507人います。(令和元年10月1日時点 ) ※6

さらに、札幌は北海道内の21都市で、女性の割合が一番大きい市※7※8でもあり、こうした「環境の制約」は、非常に重要で深刻な問題だと考えています。

出典
※1:引用 日経新聞 2018年2月20日
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27096220Z10C18A2L41000/
※2 引用 札幌市及び全国のひとり親家庭数などの状況 (札幌市)
https://www.city.sapporo.jp/kodomo/kosodate/documents/siryou1_4.pdf
※3 引用 年収ガイド(総務省発表資料より全国1741市町村の所得算出)
https://www.nenshuu.net/prefecture/shotoku/in_shotoku_city.php
※4 引用 札幌市統計より 2018年9月17日更新
http://www.city.sapporo.jp/toukei/tokusyu/documents/koureisya30.pdf
※5 引用:日経新聞2018年5月29日
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31111240Z20C18A5L41000/
※6 引用:札幌市 子育て情報サイト 令和元年11月29日
http://kosodate.city.sapporo.jp/mokuteki/azukeru/hoiku/ninka/838.html
※7:引用:住民基本台帳人口 令和元年10月1日 札幌市http://www.city.sapporo.jp/toukei/jinko/juuki/documents/kusosu201910.pdf
※8:引用:札幌市まちづくり政策局政策企画部 作成「女性の活躍推進に向けた札幌市の現状について」
https://www.city.sapporo.jp/shimin/danjo/documents/genzyo.pdf

子ども連れでも利用できる、「働く」をテーマにしたシェアスペースを札幌に創ります!

シェアスペースとは?

コワーキングやスペースレンタルを利用するだけでなく、コミュニケーションを促進したり、物販をしたり、企業のPRがあったりと、場所を「シェア」しエコシステムを作り上げることを目的とした場所のこと。

こうした札幌の社会課題や「環境の制約」を無くしていきたい。そして何より、挑戦したい!頑張りたい!と思っている人が、挑戦できなくなってしまう状況を変えたいと思い、「働く」をテーマにしたシェアスペースを創ることとなりました。

<スペースでできること>
■コワーキングスペース
通常のコワーキングスペースとして、作業や会議ができます。
■イベントやセミナー、ウェビナーの開催
20名程度の方で、利用できるイベントスペースや靴を脱いで入る子連れ向けのスペースを作りました。商業施設内ですが、空気清浄機や換気が常時可能なスペースのため、安心してご利用いただけます。
スペース内ではベビーフードやおむつ、子ども向けのお菓子なども販売するので、手ぶらで来てもらっても安心してお楽しみいただけます!
■物販とチャレンジスペース
「棚貸し」と「チャレンジスペース貸出」という形で、常設で物品を販売できるスペースと、個人でお店を創る前に、トライアルで物の販売が出来たり、お客さんの声を聴くことが出来るよう、チャレンジスペースを設けます。「実績がない」からと、起業時の融資を断られることが多くありますが、ぜひ、このスペースを利用して、実績を作っていただけたら・・・と考えています。キッチンや水場が無いため、食品の製造は難しいのですが、それ以外の内容であれば、ご自身が作られたハンドメイドのもの等を販売していただけます。(審査有、別途料金)また、道内のNPO法人が作っている商品の販売も行い、購入されたお金はそのNPOへの寄付金としてお渡しする仕組みを考えています。

■シェアペースの登録者同士でつながる
登録時に皆さんにお持ちのスキルややりたいこと、今困っていることなどをお伺いします。登録者専用のサイトを立ち上げ、特定のスキルを持っている人を探したり、相談ができるようにし、新しい繋がりを作るお手伝いをします。

仕事を始めるまでの支援、そして就職後もサポートできる場所。子どもの育児や家事だけをしていたけど、外に出たい!仕事がしたい!と思った時に、不安を解消できる場所。友だち同士、子連れで集まって息抜きができる場所。自分に何ができるかな、と思った時に、仕事を探したり相談ができる場所。仲間が欲しい!と思った時につながれる場所。こうした複数の機能を持った場所を提供します。

新型コロナウィルスが発生し、なかなか集まることや、外出をすること自体が、良いことではない風潮になりつつありますが、「リアル」でなければ体験できないことも沢山あると思っています。

また、「リアル」と「デジタル」の融合をすることで、新しい価値も生み出せると思っています。

札幌を「自分の手で仕事を創り出せるまち」に!

私は、子連れで使える働きたい人のためのシェアスペースを作ることによって、働きたいけれど環境の制約によって働けない方々が、自分の今までの人生で経験したこと、得意なこと、好きなことで稼ぐことができるようになると信じています。もちろんそれは決して簡単なことではないと思います。

しかし、チャンスや新しい繋がりに出会える場所を提供することで、札幌の社会問題を一つひとつ解決していきたいと思っています。札幌を「働きたい人が自分の手で仕事を創り出せるまち」に変えていきたい。この想いを持って、これからも活動を続けていきたいと思っています。このシェアスペースは、まだまだ一歩目ですが、子どもたちの世代に同じ思いをする人が一人でも減るように。街の環境を自分たちの手で作り上げていく、大きな一歩だと思っています。

ぜひ、私たち育児世代の手で、暮らしやすい、そしてチャレンジしやすい街を一緒に作っていけたら・・・と考えています^^

長い文章ですが、お目通しいただきありがとうございました。
少しでも、「気になるな」「共感するな」と思っていただけましたら、
一度、La Saludまで足を運んでいただけましたら嬉しいです^^

皆様にお会いできる日を楽しみにしています!

La Salud オーナー 兼 サポーター
新岡 唯

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